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求められるは、もっとも優れた部品であること!
ブレーキ&ABS
[アンチロック・ブレーキ・システム]
ブレーキは、車を止めるシステムであると同時に、車をより速く走らせるためのものでもある。レースにおいて、コーナリング可能な物理的スピードまで短時間で落とすことが可能であればあるほど、当然、最高速をより長い時間キープできるからである。ブレーキの仕組みは非常に単純で、ブレーキパッドでローターを挟み、熱エネルギーに変換させるものである。左写真のように、レースカーの場合、高い車速から一気に減速するため、発する熱量は多くなり、このようにローターが真っ赤に燃えるようになる。
ブレーキ性能を高めるには、耐フェード性を高める他(フェード現象とは、ブレーキパッドの摩擦材に含まれる樹脂類がある一定の温度を越えると燃え尽きてしまい、そこから発生するガスがパッドとローターの間に膜を作り、摩擦係数が極端に低下してしまう現象)、ディスクローターのサイズアップ、クーリング装置の強化(ブレーキは熱くなると性能が落ちるため、冷却の強化が必要となる)、スリットやベンチレーテッドディスクのように通風性を増やす努力も怠れない。摩擦係数については、まず第一にブレーキを踏んでから、そのブレーキパッドがもつ最大摩擦係数値に至るまでどれだけ早く立ち上がれるか(初期制動)がポイントになる。素材は、高価だが熱に強く非常に軽いカーボンが適している。
さて、随分ブレーキについて熱く語ったが、今回の主役はABS(アンチロック・ブレーキ・システム)である。簡単に説明すると、急ブレーキなどで制動が強すぎてホイールがロックすると、タイヤが滑って制動距離が、かえって長くなるだけでなく、車のコントロールも不能になる。最も制動力があるタイヤの滑り率20%くらいの範囲で、ホイール回転をしてくれれば安定したブレーキ作用が得られる。そこで、ブレーキを強く踏み続けてもロックすることなく、ポンピングブレーキ操作(ペダルを細かく踏んだり戻したりを繰り返すブレーキ操作)と同じ効果を自動で行うシステムがABSである。トランスミッションの項でも記述しているが、人間が作業することで起きるロスはイコールとして、車の速さに直結するものである。誰が(初心者や女性、老人でも)、どんなときに(体の調子が悪い日、天気が雨のとき)でも、プロレーサーのブレーキ操作ができるということにABS技術の素晴らしさがあるのである。技術が人を超えるのか?それとも技術によって人は退化するのか?私にその問いは分からないが、過去のスーパーカーが、現在の乗用車に引けをとると同様に、現在のスーパーカーが、近未来の電気自動車に勝てないことは容易にありえる話だ。
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