強力なパワーをいかに路面に伝達するか。
４−Wheel−Drive （４WD） |
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[４WD]
FF方式は前輪を、FR方式では後輪を駆動して２WDと呼ぶ。４WDは駆動力を分散し４輪すべてを駆動するので、２WDに比べより高いグリップ力を保つことができる。ハイパワー・エンジンを搭載し、グリップ力をフルに活かす必要のあるスーパーカーには理想的な駆動方式だ。常にエンジンの駆動力を前輪に伝えて走行するフルタイム４WDと、必要に応じて２WDと４WDを切り替えて走行するパートタイム４WDが存在する。また、パワートレーンをFFベースとするかFRベースとするかによっても走行性能は変わってくる。もちろんスーパーカーの世界では、ランボルギーニのようなミッドシップ４WDやポルシェのようなリヤエンジン４WDも存在し、高い運動性能を実現している。 |
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| 現在の市販エンジンでも、ひと昔前からすれば、信じられないパワーを当たり前のように発生することが出来る。特にスーパーカーのオーバー４００psともなると、2輪だけではすべてのエンジン・パワーを受け止め難く、たとえパワーが駆動輪に伝わってもホイールスピンによりパワーが逃げてしまうのだ。つまり、エンジン出力がたとえ４００psあったとしても、実際に路面に伝わっているのは３００psのみで、１００psほどは無駄に消費していることになる。しかし4WDならば、それらを最適に４輪に配分し、パワーをすべて伝えることができる。そしてこれが「速さ」を生み出す基になるのだ。またコーナリングでは、2WDにはできない駆動力の配分によって高い安定性を確保することもできる。あらゆる状況で圧倒的パフォーマンスを４WDなら体感することが可能なのである。 |
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